ゴルフ基礎の基礎 -松山英樹プロをお手本に、下半身でゴルフをしよう-

ゴルフ基礎の基礎 -松山英樹プロをお手本に、下半身でゴルフをしよう-

スタイルとルックス、もちろんそのプレーからも女性を中心に人気が高い石川遼プロですが、アマチュアゴルファーがそのスイングを手本にするのは難しいでしょう。石川プロのスイングには派手さがあり、またスター性をも感じさせますが、その一方で万人が参考にするのには向いていないように思います。とあるテレビ番組において、石川プロと共演したビートたけし氏がそのスイングを間近で見て、「まるで美しいバレエを観ているようだ」とコメントしていましたが、まさに正鵠を射た表現です。美しいバレエを踊るにも天性の才能が必要となります。
では、アマチュアゴルファーがお手本にすべきプロゴルファーが誰かと問われれば、それは男子プロにおいて絶大な注目を集めている松山英樹プロでしょう。石川プロに比べると、松山プロのスイングは東洋的な、どっしりとした下半身から生み出される、落ち着きと正確さがあります。均衡のとれた骨盤の回転は乱れることがありません。メンタル面において、ゴルフは欲望との戦いであるといえます。より遠くまで飛ばしたいと思えばどうしても上半身に力が入ってしまうのです。松山プロのスイングでは、上半身に無駄な力みがなく、腰でゴルフボールを飛ばしているように感じられます。どっしりとしたお尻がくるりと回る、骨盤の回転からやや遅れてボールが飛んでいくように見えるのです。つまり、クラブヘッドよりも腕が先に下りてくるレイトヒットが実践されていることになります。これは石川プロもスイング改造にとり入れ、あのタイガー・ウッズ選手も用いているスイングです。もしもレイトヒットが安定的にできるようになれば、振り下ろされたゴルフクラブは右の腰の前でボールを捉えることになります。その際に自然と右脇が締まるので、それがガイドとなってボールの方向が定まります。下半身でゴルフをする、理想的なスイングといえるでしょう。
また、宮里藍プロが「超ゆっくりスイング」といった練習法をとり入れていると、ゴルフ番組や雑誌などで紹介されていました。これはテイクバックからフィニッシュまで、約1分間かけて行うといった練習法になっています。まるで太極拳のように静かで、しかし見た目以上にハードなトレーニングですが、とても効果的です。すべての動作をひとつひとつ確認でき、スイングプレーンの正確なトレースとそれを視覚的に認識できる点で非常に優れたメソッドであるといえます。
若く、腕力に自信のあるひとはどうしても石川遼プロをお手本にしたがる傾向があります。ある一時期においては、タイガー・ウッズ選手をお手本にしようとするゴルファーが世界中に現れました。当然といえば当然の流れでしょう。彼の強靭な上半身の筋肉が生み出す力強いゴルフは衝撃的でした。しかしそのタイガー・ウッズ選手も飛距離を伸ばすための右足の蹴りによる腰の上下動が原因で、ボールの方向が安定しないことに悩んだ時期があります。コーチを替えて、安定した下半身の使い方をマスターすることで、これが改善されました。ここからも下半身でゴルフをすることの意義がうかがえるのです。
アマチュアゴルファーは、松山英樹プロをお手本に、下半身でのゴルフを体得することが、ゴルフ上達の近道でしょう。

 

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